かねとこ山のブログ

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スマホを制すものは情報を制す(なあひろゆき、俺に入れて貰うことできるか?)『かねとこ式ミニマリスト道場』3限目

かねとこ式ミニマリスト道場へようこそ、師範のかねとこ山だ。

前回、及び前々回の教えでは主に「情報」をトピックにミニマル化の技を伝授してきた。

今回の教えは、その「情報」とは切っても切れない関係にある、スマホについて掘り下げていこうと思う。

なぜスマホが切っても切れない関係かというと、日々現代人の受け取る情報の80%はスマホから来ていると言っても過言ではないからだ(逆に言えば、スマホを制する者は情報を制するとも言える)。

また、俺たちが1日に受取る情報量は江戸時代の1年分、平安時代の一生分あるとも言われている。

人間である俺たちの記憶領域は、平安時代から大して進化していないのにも関わらず、受け取る情報量だけは格段に上がっているというわけだ。

そんな情報過多な現代だからこそ、俺達は身の回りの情報を取捨選択する必要がある。

だが、この話を聞いたお前は、Adoの「うっせぇわ」が流れたTikTokを片手に、こんなことを思うかもしれない。

「つーか、情報なんて多ければ多いほど良くね? 減るもんじゃないんだしwww」

……確かに、現代社会において情報は多ければ多いほど良いとも言える。だが、「目の前で垂れ流されている情報を無批判に浴びる」のと「情報を取捨選択した上で浴びる」のでは天と地の差だ。

そして、大抵の人はスマホを「なんとなく」開いて、「たまたま」出てきた目の前の情報を、ジャンクフードのように消化しているだろう。

こういったことを話すと、下記のような意見が出てくる。

「いやいやかねとこはん、ウチはちゃんと自分に必要な情報を選んだ上で消化してんで? 全く失礼なことを言わないでおくれやす」

そんなお前に向けて、一つの問いを投げかけたい。

「お前がスマホを手に取ったのは、この記事を読むためか?」

「つまり……どういうことだってばよ……?」と思ったやつもいると思う。

下の画像を見てほしい。

画像4
画像1

現時点において、俺のNoteアカウントのフォロワー数は0人だ。

これが意味することはなにか?

それは、この記事を読んでる奴の中に

「このかねとこ山って人の発信する情報はすごい役に立つぞ……! 今後もチェックするために、フォローして通知を受け取れるようにしよう……!」

という人は皆無であり、

なんかたまたまTwitterやNoteのタイムラインに流れてきたからリンクを踏んでみたんすよね」

というやつしかいないということだ(もし違ったらTwitterのDMに住所を送ってください。全力で靴を舐めに行きます)。

つまり、「情報の取捨選択がきちんとできる奴はそもそも俺の記事なんて読まない」という結論が導き出される。

それでは、この情報の取捨選択が出来ないと、一体どのようなことが起こるのだろうか?

夜の11時くらいですかね、突然堀江さんから「ひろゆきお前暇か?」って電話がかかってきたんですよね。
「いや寝る所だったんですけど」って答えたら「今可愛い子とホテルに行く所なんだけどお前も来てくれ」って言うんですよ。
それで、ちょっと期待しながらホテル行ってみたら、結構可愛い子で僕もちょっとやる気になっちゃったんですよね。
でもシャワー浴びて準備してベッドに行ってみたらなんとその子チ◯コ付いてたんですよ!(笑)
「堀江さん、この子男じゃないですか!」って文句言ったら「可愛ければいいじゃねぇか!」って怒るんですよ。
でもまあ堀江さんの言うことも一理あるなって。ニューハーフのお尻に入れるのもまた経験だなと思ってたら、堀江さんが「なあひろゆき、俺に入れて貰うことできるか」って言うんですよ!できる訳ないじゃないですか!
「前と後ろ両方から責めて欲しい。前を触るのは流石にお前でも嫌がると思った」って。
なんなんだよその心遣い。(笑)
普通は中年のおっさんのチ◯コ触りたくないしお尻にも入れたくないですよ。
結局僕はニューハーフの子にフ◯◯◯オだけしてもらって帰ってきました。
もう二度と行きません。(笑)

これは2chで一時期話題になった、ホリエモンこと堀江貴文氏と2ch創設者であるひろゆき氏2人の、架空のやり取りを表したコピペである(Noteの規約に違反するおそれがあるため、一部改変している)。

なぜ突然こんなコピペを貼ったのかというと、特に深い意味は無い。なんとなく貼ってみただけだ。

つまり今、お前は俺に、なんの意味も成さない、クソしょうもない2chの文章を、無自覚に読まされたことになる。その時間で自分の興味がある分野を少しでも勉強できたのに、だ。

このように、「目の前で垂れ流されている情報を無批判に浴びる」ことは、「自分にとって本当に必要な情報を得る機会を失う」ことに繋がることが分かっただろう。

……いつも前置きが長くなってしまい申し訳ない。いい加減にしないと本当に記事を読む人が居なくなるため、実践編に移りたいと思う。

これ以上長くなってしまうのもアレなので、先に結論から話そう。

①辞めても生活に大きな支障を与えない全てのデジタルツール(アプリ・ゲーム・webサイト等)を1ヶ月休止する

②余った時間をのびのび使えるような、没頭できる趣味を見つける

③1ヶ月経った後、休止していたツールの恩恵を最大限生かせるような使い方をゼロベースで考え、それを再導入する。

順番に説明しよう。

①の「必ずしも生活に必須ではないデジタルツール(アプリ・ゲーム・webサイト等)を1ヶ月休止する」だが、まず初めに、日頃雑多な情報で溢れかえったお前達の脳味噌を、一度ゼロベースに戻す必要がある。

タバコを辞めたいやつが「いきなり全く吸わなくなるのはしんどいし、まずは1日1本だけにしよう……」と言って禁煙できないのと同じだ。やめるならキッパリと禁止するしかない。

また「必ずしも生活に必須ではないデジタルツール」とは、例えば友人の近況を確認するための、TwitterInstagramなどのSNSがこれに該当する。このようなアプリ・ブックマークは一旦デバイスから消す必要がある。

ここでの注意点は「必須」と「便利」を混合しないことだ。Instagramで友達の近況を追えないのは不便かもしれないが、友達という関係を続けるのに必須ではないだろう(月1で飯を食いに行くほうがよっぽど大事だ)。それに、たかが1ヶ月だ。

逆に必須なものとしては、お前らが日頃使っているAmazonやLINEなどの生活必需レベルのツールが当てはまるだろう(もちろんそこは個人によって異なる)

だがここで少し工夫が必要になることがある。例えば下記のような場合だ。

Amazonは日用品を買うために必須だが、ついなんとなくでAmazonを開いてしまい、ウインドウショッピングに時間を浪費してしまう。

②ついダラダラとブラウザを開いてネットサーフィンをしてしまう癖があるが、いざという時にブラウザがないと調べ物が出来ない

ちなみに上記2つは完全に俺の事例なのだが、こういった「完全に休止できない」ツールについては以下のような解決策を練る必要がある。

①注文したい商品はAlexa Echo Showの音声から注文する(こうすれば他の関連商品をダラダラ見る時間が無くなる)。また、定期便を活用する。

②頭に思い浮かんだググりたい言葉は一旦メモし、一日の終わりにまとめて検索する(1日の最後に見返してみると、案外どうでも良くなっている)。

ここで大事なのは、自分にとって必須ではない要素を完全に削ぎ落とすことだ。

他にも「オンラインゲームで負けたときのイライラが強すぎて、純粋に楽しめなくなった」ならゲームは休止すべきだし、「YouTubeをなんとなく流して時間を浪費している感覚がある」ならYoutubeも休止すべきだ。

次に②の「余った時間をのびのび使えるような、没頭できる趣味を見つける」だ。できればこの趣味はツールを休止する前に、ある程度目星をつけておきたい。

案外これが一番難しいのだが、例えば読書や運動、料理等だろう。趣味ということあって、各個人ごとに千差万別だが、充実感を得ることが出来る趣味をこの期間に見つけることが、最大の鍵となる。これがないと、結局③の段階で振り出しに戻ってしまうからだ。

ここでデジタルツールを使う以上に、幸福度の高い趣味を見つけることが出来れば、後の③で時間を価値の低い活動に浪費することは無くなる。そして本当に必要な情報を収集するのに、デジタルツールの使用を留めることが出来るというわけだ。

最後に③の「1ヶ月経った後、休止していたツールの恩恵を最大限活かせるような使い方をゼロベースで考え、それを再導入する」だ。

「最大限活かせる」という言葉を言い換えると、「どうすればツールから得られるメリットを最大化でき、デメリットを最小化できるか」になる。

ここでポイントになるのが、「休止したすべてのツールを再導入しない」ことだ。これはあくまで情報をミニマル化する過程であって、単なるデジタルデトックスではない。

例えばお前達がInstagramを休止していたとして、「なんとなく今まで友達の近況を覗くためにやってたけど、別にやめても問題なかったな……」という結論になったのなら、Instagramは再導入するべきじゃない。

一方で、「ウチの生きがいは『ファッション』や。いろんなコーディネートを見ても飽きひんし、毎日頭の中が服のことで一杯なんよ。せやから今後もインスタでファッショントレンドを追っかけて、自分流のコーディネートを発信するでぇ!」という奴はInstagramを続けるべきだ。

これを行うことで、時間を浪費しがちな情報収集活動を最適化することができる。1限目の最初に伝えた「最小物での最大幸福」の概念はここでも登場する。

ちなみに、ここでの再導入理由は②の「余った時間をのびのび使えるような、没頭できる趣味」に関連付けるとより望ましい。そういった趣味に関する情報はお前達の人生を豊かにするだろう。これこそが「情報を取捨選択した上で浴びる」ということだ。 

ここで説明した概念をもっと知りたければ、カル・ニューポート著『デジタル・ミニマリスト』という本を読むと良い。この記事もこの本を参考に執筆させてもらっている。

ちなみに俺は①を3週間で失敗した。

さきほど挙げたAmazonとブラウザの対策を練るのが遅すぎたため、途中で崩壊してしまったのだ。俺のことは反面教師にしてくれ。

もしこれらを完璧に成し遂げたら連絡してほしい、次の師範はお前だ。

……さて、これで今日の教えは終わりだ。

これで「情報」のミニマル化については一通り伝授したことになる。

次回はいよいよ「モノ」のミニマル化についてだ。楽しみにしてほしい。

☆本日の重要ポイント☆

・デジタルツールを1ヶ月休止し、没頭できる趣味に打ち込め

・自分に本当に必要な情報を見極め、ゼロベースから情報収集活動を再構築しろ

ひろゆきホリエモンは早く仲直りしろ

 

作者のTwitterはこちら

 

元記事

note.com

参考にしたメディア

『デジタル・ミニマリスト』カル・ニューポート(訳:池田真紀子)

ホリエモンひろゆきのコピペ 2ch

情報は無形であれ~電子書籍のすゝめ~『かねとこ式ミニマリスト道場』2限目

かねとこ式ミニマリスト道場へようこそ、師範のかねとこ山だ。

前回の教えで、商品に記載されたラベルの情報に無駄が多すぎることを話した。今日の教えもこの「情報」にフォーカスしていこうと思う。

正直な話、今回の教えはお前達からしたら、そこまで目新しいものではないかもしれない。この教えを実践するためのサービスが、すでに多くの人々に広まっているためだ。

だが、今回はあえて1から説明しようと思う。それほどまでに、これから教える技は重要ということである。

……さて、というわけで、早速技を伝授しようと思うのだが、その前に前回の教えで伝え忘れた重要な概念について話したい。

それはズバり、ミニマリストの最小化の対象はなにか」である。

前回も少し触れたが、ミニマリストが最大幸福のために減らすのはモノだけではない。調味料のゴチャゴチャしたラベルを引き剥がしたように、「情報」もまた最小化の対象だ。

では、その最小化の対象とはなにか。それは、モノ・情報・時間の3つである。

モノ・情報の最小化については、前回の教えを含めてなんとなく想像できるだろう。時間の最小化とは、ざっくりいうと無駄な時間を減らそうという考えを指す。

例えば、自宅にドラム式洗濯機を導入すると、当然だがモノが増える。しかも洗濯機は大きいため、自宅にかなりのスペースを要してしまう。

だが、ドラム式洗濯機の乾燥機能を導入することで、消費した空間以上に「洗濯物を干す」という時間を最小化できるのであれば、それは採用の余地があるというわけだ。

現に、ミニマリストでいくつもの本を執筆しているミニマリストしぶ氏(Twitter:@minimalist_sibu)も、唯一大型家電としてドラム式洗濯機を導入している。

……少し話が逸れたが、今回の教えは「情報」自体をミニマル化するというより、「情報」はそのままに「モノ」を最小化することにフォーカスしている。

突然だが、お前達の自宅に紙の本は何冊あるだろうか?

試しに今数えてみてほしい。

……数え終わっただろうか?

「TECH CAMP」を運営する株式会社divの社長でありYou Tube登録者数94万人(2021年8月時点)を誇るまこなり社長氏(Twitter:@mako_yukinari)に有名な言葉がある。

本を紙で読む人は、紙に押しつぶされて死にます。
まこなり社長(1989年~)

今部屋に置いてある本が10冊以上あるやつは、近い将来確実に死ぬと思っていい

高度な情報戦が繰り広げられる現代において、あらゆる分野の紙の本を置くには、お前達の部屋は狭すぎる。

本というモノの本質は「情報」であり、それがカタチになっているかどうかは二の次である。今すぐKindleなどの電子書籍に切り替えろ。

よくこういうことを話すと、下記のような意見が出てくる。

「いやでも紙の本のほうが頭入るんすわ。かねとこさんも会計士受験生時代に紙のテキスト使っとったじゃろ?」

確かにこの意見は分かる。俺自身、会計士受験生時代に長い間、紙のテキストと向き合ってきたからだ。紙は直接ペンで書き込めるし、パラパラとめくれて一覧性も高い。

だから、自分なりの読書論に基づいた明確な理由があれば、必ずしも電子書籍に統一しろとは言わない。

最初に申し上げたとおり、ミニマリストの目的は「最小物最大幸福」だ。モノは減らせたのにも関わらず、それに見合わないほど大きく幸福度が下がったのでは元も子もない。

ただし、下記のような意見は別だ。

「いやでも電子書籍ってメルカリとかで売れんじゃろ? いつか売るかもしれないし、紙で持っておきたいんじゃ」

本を紙で所有する理由がこれなら、今すぐ考えを改めろ。

この考えの問題点は「いつか売るかもしれないから」というところにある。

もしこれが「読んだ後にすぐ売りたい」なら全然オッケーだ。その本を実際に読んで知識を吸収し、今後読むことは絶対に無いというある種の潔さがある。

だが、「いつか売るかもしれない」という本は、言ってしまえばお前にとってそれまでの本ということだ。本当にいい本であればいつまでも手元に残したいと思うのが常である。

「いつか売るかもしれない」なんて思っているくらいなら、今すぐ売るか捨てろ。そうすれば新しい本を置くスペースができるし読書も捗るはずだ。

本棚というのは案外スペースをとる。お前達が住んでいる家の家賃はお前が住むための費用だ。いらない物を保管するための費用じゃない。

ちなみにホスト界の帝王として知られているローランド氏(Twitter:@roland_0fficial)は本の読み終わったページを1枚づつ捨てるのだが、流石にこれは俺も引くから参考程度にとどめてくれ。

もしすでに保有している本を電子化したいのであれば、スキャナーと裁断機を買うのがおすすめだ。メジャーどころは下記の通り。

 

 

 

ただ、いかんせん価格が高いということもあるので、メルカリやレンタルを駆使するのもアリだ。一応注意事項としては、結構時間がかかるため覚悟したほうがいい。裁断慣れしている友人に手伝ってもらうのもいいだろう。

まあ、本の電子化についてはある程度の知識も必要なので、無理に行う必要はない。ただ、「家電の説明書」みたいな捨てるか捨てないかグレーな書類について、脳死でスキャンして捨てることができるのは気持ちがいい(今の時代はたいてい企業のwebページに載ってはいるが)。

あとはこれに関連して、所持しているCDやDVDなどについても、とっととパソコンやスマホに取り込んで捨てろ。これからはAmazon Prime videoとSpotifyで十分だ。

もし定額オンライン音楽サービスに参加していないアーティストの曲が聞きたいなら、ツタヤでレンタルして取り込むか、買って取り込んだ後にメルカリで売ろう。

……さてこうして身の回りの本・音楽・映像を電子化することを勧めたわけだが、それらは一体どこに保存するのが最適なのだろうか。

よく挙げられているのがGoogleDriveやiCloudなどのクラウドストレージだが、無料プランで容量がどれも15gbくらいだ。大量のデータを保存するには少し心もとない。

サブスクを使って容量を増やすのも手だが、なるべく固定費は減らしたいという思いがあるため、個人的には自宅にNASを設置するのをオススメしたい。

NASというのは、ざっくりいうとWi-Fiに接続された記憶媒体のことで、こいつと同じWi-Fiに繋いだスマホタブレット・PCなどから自由にフォルダの中身を閲覧できるという、買い切り型の自宅クラウドみたいなものだ。

とくに下に貼り付けた「nasne」については、テレビ線と繋げることで、スマホ等の機器に地上波電波を送信できるという機能を有しており、これを買うことでテレビを捨てることにも繋がる。大変おすすめできる代物だ(もちろん録画した番組もスマホで観れる)。

……少し長くなってしまったが、これにて本日の教えは終了だ。

次回だが、この「情報」のミニマル化について、切っても切れない関係にあるものを紹介しようと思う。そう、スマホだ。

このスマホのせいで、学校の勉強や仕事に集中できなかったりする奴も多いだろう。俺たちはいい加減、このスマホに向き合わないといけない。

次回はおそらく、かなりヘビーな内容になることが予想される。心して準備してほしい。

☆本日の重要ポイント☆

ミニマリストの最小化の対象はモノ・情報・時間

本や音楽、映像メディアをカタチで保有する必要は全く無い

ローランドはやばい

調味料のラベルは今すぐ外せバカタレ『かねとこ式ミニマリスト道場』1限目

かねとこ式ミニマリスト道場へようこそ、師範のかねとこ山だ。

この道場では、お前達の散らかった部屋・脳内を整理すべく、俺が様々なミニマリストから派生した「技」を伝授する。

ここでミニマリストという言葉を聞いたお前らはこう思うだろう。

ミニマリスト? あ~! あの昔流行った、やたらモノ持つの嫌がる貧乏臭い連中ね」

馬鹿野郎っ!

お前たちはミニマリストという存在を大きく勘違いしている。

もしお前の想像するミニマリストが「ひたすらモノを持たない最小主義者」なら、それは半分正解で半分間違いだ。

各個人によって目指すミニマリスト象はもちろん千差万別だが、あえてミニマリストを一つの言葉で表現するなら「超合理主義者」だ。

ミニマリストがモノを持たないのは「手段」であり「目的」でない。

その目的はズバリ「最小物での最大幸福」だ。詳しくはまた先の授業でも説明することになるだろう。

……さて、ここまで文章を読んでくれているということは、俺の授業を受けるということになる。

だが、いきなりミニマリストお得意の「モノを捨てる」という作業から伝授するのは辞めておこう。

なぜなら、「モノを捨てる」という行為は意思決定の連続で脳への負荷が大きすぎるからだ。この判断はお前らの部屋にある物の数だけ発生することになるだろう。

なのでまず先に、「情報のミニマル化」から伝授していこうと思う。これらは今から出来る習慣づけだけでほとんど実行出来てしまうからだ(ミニマリストが減らすのはモノだけではない)。

ということで、本日はこの「情報のミニマル化」のうち一つを紹介するのだが、まずはこの画像を見てほしい。

画像1

「国産米こだわり仕込み料理の清酒」だ。

そして、もう一つこの画像を見てほしい。

画像2

「国産米こだわり仕込み料理の清酒」の裏面だ。

「どうしてかねとこ師範は急に清酒の写真を載せてきたんだ? 酔っ払っているのか? 清酒は料理に使うものであって飲むものではないぞ?」と思った奴もいるかと思う。

本日はこのラベルをもとに技を伝授するのだが、先になぜこの調味料ボトルがこんなパッケージになっているかを説明させてほしい。

まず、至極当たり前のことだが、この清酒を作った企業は、なるべくこの商品を消費者に購入してほしいと思っている。

そこで企業はこのボトルに付されている「ラベル」を通じて消費者にこうアピールするわけだ。

「いや~この清酒はこだわり仕込製法で作られてましてね。食塩無添加な上に、国産米100%なので、安心して使用できます。しかもボトルのくびれを押せば、出す量も自由自在なんすよ。あっ、ちなみに賞味期限は2021年2月現在で、2022年7月に切れる予定です」

もちろん、原材料名やその他のセールス文句はあるが、長すぎるので割愛する。企業はこのようなセールスアピールをラベルを通して我々消費者に伝えているのだ。

そして、我々消費者はこのラベルを見て、「なるほど、この清酒は食塩無添加な上に、国産米100%で作られているのか。ほかの清酒より安心できそうだし、これを買おう」といった具合にこの商品をレジへと持っていくのだ。

このように、商品のラベルに示された情報は企業にとっても、消費者にとっても重要な情報になり得るというわけだ。……だがそれは購入前の話。

次にこの画像を見てほしい。

画像3

これはある家庭の棚に置かれた調味料たちだ。これを見てなにか感じることはないだろうか。

そう、「情報に無駄が多すぎる」のだ。

確かに買う前はラベルの情報価値は高かった。しかし、家に置くとどうだろう。俺からはっきり言わせてもらえば、

別にお前らが味わいリッチだろうが照りと甘みを与えようが圧搾製法だろうが香り穏やかだろうが、使えればそれで良いのだ

それでは逆に、買った後に最重要となる情報はどれだろうか?

まず1つは「調味料名」だろう。これがないと砂糖と塩を間違えるという、今どきどの漫画も採用していないベタベタな展開を現実ですることになってしまう。

それではもう一つ……次にどの情報が重要となるか、お前らは分かるだろうか? 実はすでにその情報はこの文章に登場している。

画像4
画像5

こいつだ。

「あっ、ちなみに……」のこいつだ。

この「賞味期限」というのはどの調味料にも必ず記載されるものだが、大抵はボトルの裏面だのキャップだのといった、目立たない箇所にある。

その理由は明白で、調味料の賞味期限は企業からしたらセールスアピールにならないからだ。賞味期限を見て選ぶものなんて肉とか卵とかそういうのである。

そのため、調味料の賞味期限は大抵目立たないところに記載されている。それが買った後の重要情報なのに、だ。

ここで一つ、新たな法則が導き出された。

商品ラベルに書かれた情報の有用性は「買う前」と「買った後」で逆転する。

……巷でよく見かけるのが、買った食材の賞味期限を把握していないがために、冷蔵庫の奥で食品を腐らすという奴だ。

なぜこれが起こるのかといえば、商品ラベルに記載された情報量が多すぎて、本当に必要な情報を認識できていないためだ。

そのためお前たちには、これを避けるべく、情報をミニマル化する技を授けようと思う。

これを……

画像6

こうっ!

画像7

こうすることで余計な情報が無くなり、本当に必要な情報を抽出することに成功した。

これでお前はこのボトルをひと目見て、「あっ、もうそろそろ清酒の賞味期限が切れるのか。仕方ない、クックパッドで日本酒を大量消費できるレシピを調べてみよう。今日の晩御飯はそれだな」という思考にたどり着けるわけだ。

企業側としてはラベルの情報量は多ければ多いほど良いのだが、本当に消費者を想うのであれば、過剰な情報供給は避けたほうが良いのかも知れない(ちなみに、これを逆手に取ったのが無印良品のパッケージだ)。

さらに本質からは少し逸れるが、ラベル記載を統一するとともに、↓こういった調味料瓶を買うと統一性が出てきて気持ちがいい。 

 

 

 

 

 

(ちなみに上記のリンクはアフィリエイトリンクでないため、俺に一切の金は入ってこない。これは別に会社が副業を禁止してるとかじゃなくて、「なんつーか、良いものを共有してみんなに幸せになってもらいたいんだよね」的な温情から来ていることを、念の為ここに記載しておく)

さて、これで本日の教えは終了することにしよう。

これを読めば、調味料のラベルをそのまま放置して、賞味期限を切らしてしまうバカタレは居なくなることだろう。

「タレ」だけにね。

☆本日の重要ポイント☆

ミニマリストの目指すものは「最小物最大幸福」

ミニマリストが減らすものは「モノ」にとどまらない

・調味料のラベルは無駄が多すぎる。本当に必要な情報を得るためにも今すぐ捨てるが吉

・俺が貼るリンクはアフィリエイトリンクじゃない



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異世界魔法簿記で会計が学べるラノベ~プロローグ~

第1話 簿記三級、受ける

「時間です。筆記用具を机の上に置いてください」

 聞き覚えのない男性の声で、机に突っ伏していた俺は目を覚ました。

 あれ? 俺は一体何をしていたんだ。随分と長く眠っていたように感じる。

 そう思いながら重い体をよいしょと上げると、教団の前に立つスーツを着たハゲのおっさんと目が合った。誰だこいつ。

「君、ここ名前書いて」

 おっさんはそう言うと、机の上に置いてあった用紙にトントンと指を指した。目を向けると、「簿記三級解答用紙」という文字の隣に、空白の名前記載欄がある。

 そうだ、俺は簿記三級を受けに来たのだ。その事実に気づいた途端、自分のした大きな過ちに気づく。あろうことか、試験時間である120分を丸ごと睡眠時間に費やしてしまったのだ。しかし、気づいたときには時すでに遅し。いまさら解答を再開するなんてことは許されないだろう。

 仕方なくこの状況を受け入れ、ヨダレまみれの解答用紙に「大手町圭人」とだけ書いて、おっさんに差し出した。解答欄なんて何ひとつ埋めてないが、まあ提出しないだけマシだろう。

 おっさんは少し嫌そうな表情を浮かべながら、渡された問題用紙を受け取った。俺だってこんな解答を提出するのは恥ずかしいのだから、お互い様ということで勘弁してほしい。どうやら今年も試験の結果には期待できなさそうだ。

 ***

「ちょっとケイト! 友達から試験始まってすぐ寝てたって聞いたけど大丈夫なの!?」

 簿記検定が終わり、教室で電卓と筆箱を鞄にしまっていると、同じ商業高校に通う幼馴染――有楽真希(ゆうらくまき)が、後ろで束ねた金髪のポニーテールを揺らしながら、心配の声をかけてきた。

「まあ……大丈夫なわけないよな、あはは……」

「あははじゃなくて! そんなんじゃ一生受かんないじゃない!」

 マキは真剣な表情を浮かべながら、そう脅しをかけてきた。大きくパッチリとした目を持つ彼女だが、こういう時になると目つきが鋭くなり、あまりの迫力に恐怖感さえ覚える。

 だが実際、彼女の言う通り、商業高校に入学してから何度か簿記検定は受けたものの、どれも惨敗に終わっている。気づけばもう高校三年生だ。

 そもそも俺が商業高校に入った動機は、普通科の高校よりも女子の割合が多いからである。色んな女の子にモテたかっただけの俺は、簿記という学問なんて微塵も興味が持てなかったのだ。

 実際、商業高校は女子が多くて最初はワクワクしたが、女子にモテるのは一部のイケメンのみであり、陰キャでフツメン(と思いたい)な俺は、勉強もせず教室の端でゲームをする毎日だった。

 ちなみに簿記を勉強し始めてかなり経つが、今だに電卓をブラインドタッチできない。

 マキはそんな俺と正反対で、学業はもちろん部活動でも活躍している、いわゆる文武両道ってやつだった。所属する剣道部ではたくさんの賞を獲得しているし、なにやら最近になって会計士?とかいう試験に合格したらしい。どうやら難しい試験らしく、女子高生が合格したという前例は少ないらしい。しばらく校内がその話題でもちきりだったほどだ。

 まあよく分からないが、とにかく彼女は凄いってことだ。

「そうやって高校三年間無駄にして、後悔しても知らないからね! もし分かんないところあったら教えてあげるから、せめて次はちゃんと試験受けなさいよ!」

 幼馴染である彼女は、昔からこうやって俺のことを気にかけてくれる。それについては大変嬉しいのだが、最近少々度が過ぎているようにも思えてくる。

「とりあえず、あたしはもう帰るから。友達と遊ぶ約束があるから急がないと」

 マキはそう言うと、急いだ様子で教室を飛び出した。どうやら別の教室で行われている簿記一級の受験生である友達を待っていたようだ。簿記検定は日曜日に行われることが多いため、俺たちはこうやって貴重な休日を費やして試験を受けに来ている。

 時計を確認すると、まだ昼の十一時だった。適当にコンビニでパンでも買ってから帰ろう。そう思いながら、リュックを背負い教室を後にした。

 ***

 コンビニで買った焼きそばパンをかじりながら、ふと頭に浮かんだある不安事に駆られていた。

 (結局、俺はこのまま何も成し遂げられず高校を卒業するのだろうか……)

 いくら不純な動機で商業高校に入学したとはいえ、真面目に勉強すれば簿記三級なんて簡単に取れるのだろう。現に簿記三級の合格率を調べれば、おおむね50%前後といったところだ。努力すれば決して不可能ではない。

 しかし俺は簿記という学問に対して、酷く苦手意識を持っていた。最初の頃はまだ授業についていけたが、「貸方」とかいう場所に「借入金」の文字が現れた時にはもうダメだった。なんでお前は借りてんのに貸してる方にいるんだ? 

 それ以来、簿記を勉強するのを諦めてしまったのだ。

 家に帰ったら何をしようか、そう思いながらスマートフォンをポチポチと触りながら、自宅のある方向に向けて歩いていた。

 その時だ。突然、真横から思わず耳を塞ぎたくなるような爆音が襲ってきた。この音には聞き覚えがある。でも俺はこの音をこんな間近で聞いたこと無い。まるで音の原因が目と鼻の先にあるような、そんな距離から聞こえてきた。

 そうだ、これは車のクラクションだ。

 振り返ると、大型のトラックがすぐ目の前まで接近していた。

 

 

※続きはカクヨムにて掲載しております

 

kakuyomu.jp

「異世界転生×会計」ラノベの行方

※この記事はnoteで投稿した記事をはてなに再投稿した記事です

 

公認会計士試験に受かる前から漠然と考えていたことありまして、

それは会計のエンタメ化です。

、、、今から話すことはTwitterの人達にボロクソ叩かれる可能性が非常に高いのですが

会計簿記って数ある座学の中でも、正直かなりつまらないんですよ。

というのも、会計学って実務ありきの学問なんですよね(僕もこれは会社に入ってから本当に痛感してます)。事実、経理職は簿記検定の資格よりも実務経験がある人を採用する傾向にあります。

というわけで、このつまらない学問である「会計のエンタメ化」を至上命題に生きてきたんですけど、

、、、まあ前置きが長いとアレなんで先に結論を申し上げると、

1年前より会計簿記を題材にした異世界転生ラノベを書き始めました。

商業高校に通ってるにも関わらず、一向に簿記三級に合格できない海堂圭人(かいどうけいと)は、簿記検定の帰りに自動車事故に巻き込まれてしまう。
圭人が目を覚ますと、そこは「シワケ」という名のモンスターが蔓延る異世界だった。
『会計の実態をイメージして仕訳を斬るのよ』
白魔導会計師マキーナと共に、圭人は文字通り大剣で大量の仕訳を斬っていく。
果たして圭人は無事、魔法簿記三級の試験に合格することができるのか。

この設定を考えついたときは

「俺ってやっぱ天才だわ」

って思いましたよね。

まあ、あとやっぱり時代は異世界転生なんでね。

時代の流れに敏感じゃないとやっていけない世界なんで、小説っていうのは。

、、、しかしこの小説を書くにあたり、ある”不安”が頭をよぎりました。

もしこの小説が、簿記を勉強する人々から絶賛されたらどうなるか。

まず確実に言えることとして、大手出版社は僕の存在を嗅ぎつけるでしょうね。彼ら彼女らもプロなんで。僕も見つからざるを得ないわけです。

すると、流れとしては出版社から書籍化の話が持ちかけられるでしょうね。ここまで話題になってしまっては、売れることが明確に分かってしまっているので。あと文章だけでは伝わらない部分もあるので、図解がつくことになるかと思います。

そうなると印税収入というものが発生します。僕はこの印税収入が副業に当たるかビクビクするわけですよ。「会社にバレたらどうしよう」って。

お金なんて要らない。俺はただ、みんなに会計を楽しく学んでほしいだけなんだ」というのが正直な思いなのですが、まあ出版する以上、収益は発生してしまいますよね。「素晴らしいものにはお金が集まる」、これが資本主義社会の原則なんで。

あとこの小説を書くときのペンネームが「山根琴歌(やまねことか)」なんですよね。これはアナグラムというやつで、言葉を入れ替えると「かねとこ山」になるという粋な演出付きですよ。最終話を読むまで、誰も作者が僕だって気づかないわけです。

そんなわけで、「これは大変なことになるぞ、、、」と思いながら不安で毎日寝れない日々が続いたのですが、

執筆から約1年、この小説の最終的な閲覧数は↓の通りになりました。

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64,000字のう57,000字近くが全く読まれませんでした。

※追記
流石にこれで終わるのは過去の自分に申し訳ないので、この小説を、ゲームの脚本でもなんでもいいので使ってくださる方を募集します。下のTwitterからDM送ってください。最終話直前で投げ出しちゃいましたが、喜んで書きますので。m(_ _)m

「口が軽い人」の根本的原因

 

※この記事はnoteで投稿した記事をはてなに再投稿した記事です

僕の知り合いにA君という人がいるんですけど、めっちゃ口が軽いんですね。

まあ僕は元から隠すこととかないですし、なんならTwitterやnoteですら会社にバレているんで、別に裏でいくらでも話してくれというスタンスなんですけど、

このA君という人間を観察して、「なぜ彼はこんなに口が軽いんだろう」ということを常日頃から考えまして、

ついに、思わず「これだぁっ!」ってなった決定的な要因を見つけました。

今からそれを書こうと思うのですが、まず先に知ってほしいことがあって、

基本的に口が軽い人って悪気があるわけじゃないんですよね(なぜかはこの後で書きます)。

なので、もしあなたの周りに口が軽い人がいたとしても、怒ってその人との関係をバッサリ切ってしまうのではなく、「口が軽いから注意したほうがいいよ」と本人のために忠告してほしいと思います。

、、、で、本題に移るのですが、口が軽い人には大きく2種類のタイプがありまして

まず1つ目は「話す内容を考えるより先に口に出す」タイプですね。

こういうタイプの人は、頭に浮かんだことをポンポン外に出すような話し方をする人で、会話のテンポもよく、自分のことをさらけ出すような話し方をするため、会話自体が普通に上手いです。

また、僕が考える人との距離を縮める会話の特徴として「気まずさの払拭」というものが挙げられるのですが、このタイプの人はその「気まずさ」すらもぶっちゃけてしまうので、往々にして相手は心を開きやすかったりします。

ですが、最初に言ったとおり、このタイプの人はあまり頭で考えない感覚的な会話をするため、もし周りに言ってほしくない話をするなら強めに釘を刺す必要があります。

で、2つ目なんですけど、、、ここからがまさにA君の話でして

ある日A君を含む4人で食事していた時の話なんですけど、

話題があるTwitterを運用しているBさんの話になり

「Bさんってどんな人なんだろうね〜」みたいなことを話しているとA君が

俺B君の本名知ってるんだよね〜」と言いまして

で、そうなると会話の流れ的に「なんて名前なの?」ってなるのは必然じゃないですか。するとA君は

いやぁ、、、でもなぁ、、、これはなぁ、、、

みたいに、自分からその話題を出した癖にめっちゃ渋るんですよね

それを見た僕は、まさにこれがA君を口が軽いと言わしめる原因だと思いまして、

それはなぜかというと

A君は無意識のうちに自分から「無理やり秘密ごとを聞かされる自分」という構図を作り出してしまっているんですよね。

なので、この「A君タイプ」の口が軽い人は、決して自分から「あいつは〜なんだよ!」と口に出すことはしません。

あくまで、「人から聞かれたから仕方なく話している」スタンスです。

また、このタイプの人は最初に話した「感覚で話す」タイプの人と違い、秘密だと釘を刺しても話してしまう可能性が高いです。

、、、なので、もしまたA君に会ったときは、このことを話そうかと思ったのですが、

この話題をnoteに書いた時点でA君にとって僕は「口が軽い人」じゃね?ってなったので、

A君と僕は同じ穴の狢として、今書いたことは将来ずっと胸にしまうことになるのだと思います。

マッチングアプリに舞い降りたねづっち~マッチングアプリとかけまして宇宙飛行士と解きます~

 

※この記事はnoteで投稿した記事をはてなに再投稿した記事です

目的を見つけよ。 手段は後からついてくる。 この世界の内に望む変化に、あなた自身が成ってみせなさい。 明日死ぬかのように生きろ。

マハトマ・ガンディー

ガンジーがそう残したように、僕たちは何かを目指すときには「目的」から考える必要があり、あくまで「手段」は二の次です。

しかし逆に考えると、「目的」を間違えてしまえば正しい「手段」を選んでも、本来自分が求めていた結果を得られないことだってあるわけです。

。。。

話は僕が会計士受験生だったころに遡ります。

当時の僕はまだ公認会計士試験に合格しておらず、大学も卒業して間もない時期でしたので、世間一般の人より時間を持て余していました。

大学を卒業したのが3月末で、会計士試験の2次試験が8月末。試験までざっと残り5ヶ月といったところ。

そんな大切な時期に、僕はあることを始めます。

そう、マッチングアプリです。

いや勉強しろよ」と突っ込みたい気持ちは分かりますが、受験生の生活があまりにも退屈でストレスフルというのと、大学時代に少し手を出していたということもあり、このタイミングで再開してみたというわけです。

そんなわけで、マッチングアプリ(結構カジュアルなやつ)を再インストールした僕ですが、1つ僕の前に大きな壁が立ちはだかります。それは僕が実質的に無職であるということです。

大学生という肩書を失った僕は、一応資格予備校に通っていたものの、世間一般的に見たら無収入のニートと呼ばれても反論できません。

年収0円のニートマッチングアプリに挑む。それはまさに北極へ海パンで行くが如しであり、他の高スペックな男達の存在を考えると、困難な道になることは誰が見ても自明でした。肩書を剥奪された僕に残されたのは己の文章力のみです。

そんな僕にとって、マッチした女性のメッセージを絶やすことは絶対にあってはならず、いかにして1通目で相手を引き留めるかが至上命題でした。

「一体どうすれば……」

悩んだ僕は試行錯誤を重ねました。本来であれば試験で点を取るために試行錯誤すべきなのですが、そんなことは気にせず、1通目にどのようなメッセージを送るかひたすら考え抜きました。

そして、最終的にある1つのメッセージに行き着きます。

もうこれに関しては、「流石かねとこ山さんだなぁ。伊達に文章力が試されるTwitterで長年戦ってきたことなだけあるわ」って思わず唸ってしまうんですが、

このメッセージの返信率は、おそらく一般のそれを遥かに凌駕しており、世間に無料で公開するのも悩むレベルだったのですが、まあこれは僕からのプレゼントってことで、このnoteに公開しようと思います。

マッチングアプリを嗜んでいる女性のみなさんは、おそらく明日からこのメッセージでスマホの画面が埋め尽くされ、「ああ、この人はかねとこ山さんが昔に通った道を今更歩いているのか」と思うことになるかと思います。

で、そのメッセージが何かというと

「〇〇さん(女性の名前)とかけまして、〇〇と解きます」

です。

さっきも話した通りアプリ自体がカジュアルなので、メッセージ自体もかなりカジュアルになるのですが、

このメッセージの特筆すべき点は、その返信率にありました。

2010年、ねづっちさんが謎掛けの天才として疾風の如く世に現れてから、

「〇〇と解きます」→「その心は」

という構図が知らず知らずのうちに、僕たち人間の脳にインプットされ、その言葉を言われた暁には、嫌でも「その心は」と条件反射で言いたくなる病に侵されているかと思います。

ましてや、その謎掛けのお題が「自分」ともなれば、その効果は計り知れません。その心が気になりすぎて、ついタップしてしまいます。タイトルの謎掛けが気になったあなたが、今この文章を読んでいるのと同じように、です(ちなみにその心は「どちらも異性(異星)へアプローチするでしょう」です)。

ちなみに肝心の謎掛けですが、例えば女性がショートカットであれば「短髪・単発」といったような同音異義語を活用し、普通にそこそこ上手い謎掛けを披露できていました。

こうして、僕はマッチングアプリに舞い降りたねづっちとして、多くの女性の方とメッセージを重ねることができたというわけです。

「ねづっちさん、、、本当にありがとう、、、」

このとき僕は大粒の涙を流しながら、ねづっちさんに感謝の思いを述べたのですが、このメッセージには1つ問題がありまして、

謎掛けが終わった後の会話が全く続かないんですよね

、、、まあそれもよく考えてみれば当たり前で

いきなり知らん男の微妙なクオリティの謎掛けを見せられ、

そのなんとも言えない気持ち・感想・心情を返信として書き起こすのは心理的負荷が非常に高く、

というか、いきなり挨拶もせず謎掛けしてる時点でまあまあヤバい奴であり、

謎掛けの答えだけを知って満足する女性が後を絶たなかったわけです。

。。。

かつて、この悲惨な事実に望みを失った僕ですが、大きな失敗をした原因は

本質を見失っていた

ということなんですよね。

マッチングアプリのメッセージは相手との距離を縮めるのが「目的」であり、メッセージを続ける事自体は「手段」に過ぎなかったわけです。

、、、こうして、物事の本質を知ることの重要性を身をもって知った僕ですが、

今でもたまに、考えることがあります。

目的を見つけよ。 手段は後からついてくる。 この世界の内に望む変化に、あなた自身が成ってみせなさい。 明日死ぬかのように生きろ。

マハトマ・ガンディー

ふと、明日死ぬかと思うくらい、目的を持って命を燃やすように生きている人を見かけると、不安になるのです。

かつて、自分が人生に見出した「目的」は本当に正しかったのか。

自身の幸福度をひたすら追求し続けるのか。

誰かの役に立つ人生を送るべきなのか。

己の欲に忠実に生きるのか。

なにか大きなことを成し遂げるべきなのか。

この「人生の目的」という謎に対して、

未だ「その心」が分からない自分がいるのです。